柏木由紀のユニット曲『てもでもの涙』はなぜ〝神曲〟?

AKB48でもはや代表格といっても過言ではない人気メンバーの一人・柏木由紀。彼女は2007年に3期生としてAKB48に加入して以降、チームBにおいて渡辺麻友との2枚看板を務めていますが、これまで3回に渡って実施された組閣のなかでも、チームBを一度も動かなかったのは彼女ただ一人なんです。柏木由紀の印象をそのまま生き写したようなチームBは、まさにアイドルらしさあふれる可愛らしい色に染まっています。
ところで、これまでチームBにおいて数多くのユニット曲を担当してきた柏木由紀ですが、彼女の代表格といえばなにを連想しますか?もしかしたら一番多いのではないかな?とおもうのは、シアターの女神公演における『夜風の仕業』ではないのでしょうか。柏木由紀初のソロ楽曲で、しっとりと歌い上げる様子に酔いしれるファンも多かったはず。
ですが、夜風の仕業以外に彼女の代表曲を問われたら、『てもでもの涙』を挙げるファンも少なくはないでしょう。一度聴いたら〝神曲〟と言わざるを得ないほど、この楽曲を愛するファンは多く存在します。そしてこの『てもでもの涙』には柏木由紀と元メンバーである佐伯美香のオリジナルメンバーで歌われたことは非常に少ないのも特徴なのです。それは一体なぜなのでしょうか?


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てもでもの涙はなぜ名曲?

『てもでもの涙』は、チームB3rd『パジャマドライブ』公演内の柏木由紀・佐伯美香によるユニット曲のひとつです。そもそも、このパジャマドライブ公演はチームB初のオリジナル公演であり、これまで先輩チームの〝おさがり公演〟を続けていた彼女たちにとっては涙が出るほど嬉しい、思いがぎゅっとつまった公演として知られています。チームBのメンバーのことが描かれた楽曲『初日』や、いかにもアイドルらしい『天使のしっぽ』、片山陽加の高速ターンが話題になった『純情主義』などの名曲を数多く送り出した〝神公演〟。
その中に『てもでもの涙』というユニット曲があるのですが、これは秋元康が柏木由紀・佐伯美香の組み合わせがすごく良いとして作詞された楽曲なんです。実はこのころ、足の怪我で公演のほとんどを休みがちだった佐伯美香の姿が歌詞とシンクロしており感動を呼んだとされています。
この歌詞を簡単に解釈すると、切ない片思いの歌になっています。
『こんなに会いたくても こんなに好きでも 目の前を通り過ぎてく』
『傘さしてるのに頰が濡れるのは どうにもできない』
…なんとも切ない歌詞ですね。
AKB48が毎年開催されている〝リクエストアワー〟では常連曲になっており、てもでもの涙が初登場した2009年はなんと3位にランクインしたことで話題を呼びました。それから今日に至るまで6年経ってもランクインを続けている…なかなかないです。このような神曲!
冒頭でも触れましたが、この楽曲はオリジナルメンバーの2人で歌われたことはこれまで数少ないんです。それは佐伯美香の怪我による休業が理由なのですが、佐伯美香の怪我とは一体どういうことなのでしょうか?

柏木由紀の相方・佐伯美香が休業・卒業して『てもでもの涙』はどうなった?

2008年3月から行われたパジャマドライブ公演ですが、メンバーの昇格や降格、卒業や休業が相次いで入れ替わりが非常に激しかった公演としても知られています。
佐伯美香が怪我を発表したのは2009年1月のこと。膝関節部分の棚障害により、半年間休業することがリリースされました。実はこの発表が行われる2008年後半から、怪我を理由に公演を救援することが増えていたのですが、本格的に休業することになったのです。
佐伯美香が休業している間は、佐伯美香のアンダーとして片山陽加や仲谷明香が柏木由紀の相方となって『てもでもの涙』を歌っていました。そして無情にも、パジャマドライブ公演は終了。当初発表された〝半年間〟が明ける7月になってもステージへの復帰のめどが立たず、公演には〝サプライズ出演〟として不定期に出演することが続きました。最終的に7月末、卒業を発表したのでした。治療に専念することを理由に卒業した彼女。これにて、柏木由紀と佐伯美香のオリジナルメンバーによる『てもでもの涙』が歌われる機会を失ったのですが、『てもでもの涙』はチームBの公演曲という枠を超えて、大島優子や篠田麻里子、板野友美らによるカバーで歌い継がれていったのです。

奇跡の復活!柏木由紀・佐伯美香による『てもでもの涙』

佐伯美香の卒業により長らくオリジナルメンバーで披露できなかった『てもでもの涙』ですが、なんと2014年12月に行われた第4回AKB48紅白対抗歌合戦において、柏木由紀と佐伯美香による『てもでもの涙』がステージ復帰しました。
これは、佐伯美香が2014年9月に〝募集〟された『バイトAKB』に採用されたことで実現したのです。佐伯美香はバイトAKBの志望理由に、怪我でAKB48を離脱してしまった悔い、そしてチャンスがあるなら復帰したいという強い思いがありました。運営サイドとしてはサプライズのつもりだったようですが、先立って発表された出演者リストの中に佐伯美香の名前があったので、ファンからはすでにお見通しだったみたいです。
実は2011年に行われたリクエストアワーでも柏木由紀と歌唱した佐伯美香ですが、「すごく緊張したけど、柏木さんの姿を見て、当時の気持ちに戻れました」と感無量の表情を見せました。柏木由紀にとっても、他のメンバーと組んで歌うよりも佐伯美香と組んで歌うことに特別な感情を抱いていたはずです。楽曲を披露している際、バックのモニターでは当時のパフォーマンスの様子が流れており、古参のファンには嬉しいひと時だったのではないでしょうか。

柏木由紀のユニット曲は他にも『口移しのチョコレート』や、チーム曲から外れますが『遠距離ポスター』なんかも有名です。それぞれに、アイドルらしい華やかさや色っぽい雰囲気を持っていますが、今ではNMB48との兼任で新境地を開いています。柏木由紀がこれまで印象の異なる楽曲に数多く担当できたのは、彼女のパフォーマンス力や表現力が長けていることを表しているのではないでしょうか。現在、AKB48の新公演は6年近くリリースされていませんが、これからの新公演で柏木由紀の新たな〝神曲〟ユニットは生まれるのでしょうか?楽しみです。

 


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