入山杏奈が握手会襲撃事件後初の劇場公演に復帰!そこで語られた壮絶な戦いとは…

2014年5月25日、AKB48の史上最も最悪な出来事・握手会襲撃事件の被害者となった入山杏奈・川栄李奈・スタッフの3名。川栄李奈は事件後比較的早く仕事復帰をしており、選抜総選挙や自身がレギュラーを務めるバイキングへ出演していましたが、対する入山杏奈は治療期間も長くなかなか表舞台に帰ってくることはありませんでした。2014年の暮れにはシングル・希望的リフレインの選抜メンバー(且つ主要メンバー16名)に選ばれ、歌番組への出演を果たすなど徐々に仕事復帰してきました。
そして2015年2月、2ヶ月遅れで入山杏奈の生誕祭公演が行われ、入山杏奈が劇場公演に復帰しました。彼女が劇場のステージで語った葛藤…それはファンやメンバーの想像をはるかに超えるものでありました。


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当初は〝みなさんの思っている100倍は元気です〟と明るく振舞っていたものの…

入山杏奈が握手会襲撃事件で被った被害は、右手小指骨折と頭部損傷というかなりの重症でした。襲撃後にすぐに岩手県内の病院で緊急手術が行われ、翌日の夕方には川栄李奈とともに退院したのですが、その際にマスコミが押し寄せて多数のカメラを向けたことは、ファンだけではなく報道を目にした視聴者にも印象の良いものではありませんでした。こんな時にまで被害者のメンバーを晒し者にするのか…AKB48の運営側にも反発する声が続出したのです。(のちに、毎年恒例のAKB48のドキュメンタリー映画でもこの襲撃事件の様子を取り上げるとわかった時、〝こんな傷害事件まで映画の内容に盛り込むとか…なんでもかんでも金にするんだな〟というファンの呆れた声も続出しました。)

ですが、入山杏奈自身はAKB48がパーソナリティを務めるラジオ番組・AKB48のオールナイトニッポン内に電話出演し、横山由依との対談で元気な声を聞かせてくれたのです。

『みんなが思っているより100倍元気です』『早くみなさんに会えるように頑張りますので、待っていてください』『元気な声を聞いてほしかったので、(ラジオに)出演できてよかった』

このように話し、メンバーやファンに対し元気でいることをアピールしていました。

ところが彼女を心配する声が多い中、周りを気遣う彼女の心情は決して穏やかではなかったはずです。

また、Google+においても握手会襲撃事件直後にこのような投稿でファンに心配をかけないような心遣いが見受けられました。

『この度はご心配をおかけしました。わたしは何箇所か骨折と切り傷がありますが、岩手の病院で縫合手術をしてもらい、昨日東京に帰ってきました。いまは落ち着いた環境にいて、穏やかに過ごしています。毎日笑顔です!みなさんからのたくさんの応援や励ましの声、とても支えになっています。早く元気な姿を見せられますように。待っててね』

ーこの声を聞いたファンやメンバーは、入山杏奈が笑顔で過ごしていることに少し安堵したのではないでしょうか。直後の総選挙ではイベントに参加できなかったものの、生電話で「あんにんですー!」と明るい声で喋っていました。このことからも、入山杏奈の復帰も時間の問題だと思ったひともいると思います。

ですが、この時は〝無理に明るく振舞っていた〟というのが当たり前。劇場公演復帰後のコメントでは、AKB48を辞することさえ頭にあったことが語られたのです。

劇場公演復帰時の入山杏奈のコメントとは?

劇場公演に復帰した際、入山杏奈は握手会襲撃事件のことを振り返りながらこうコメントをしました。

『夏頃、ずっと入院してて、毎日同じ景色を見て、もうやめたいなって思ったこともあったし、私の世界はいますここしかないなって思っちゃったこともあるし。』『そんなときの自分を思い返して、今ここでこうして歌って踊っていられることが本当に幸せです。』『正直まだ、突然大きな音がしたりとか、大きな声が聞こえたりとか、それを怖いなって感じてしまうことがたくさんあります。そんな、まだちょっと弱い私なんですけど、でも今日ここにこうして立てたのは、病院に毎日のようにきてくれたスタッフさんだったりメンバーがいてくれて、何事もなかったかのようにくだらない話をしてくれて。ファンの皆さんが暖かい声をかけてくれて。みんながこうして帰ってくる場所を作ってくれたからです。』『私の手の話なんですけど、今日の公演とか、今までの活動とか見てて、気づいている方もいるかもしれないんですけど、まだ完治はしてないです。ずっと今までの数ヶ月間、お仕事の合間を縫って、週に3回リハビリに通って、それをずっと続けてて、今やっとここまで動くようになりました。』『まだ、これから、たくさん時間がかかると思います。自分の手のことなので、やっぱり活動をしていても、優先順位が自分の手のことになってしまうこともたくさんあって。公演お休みしたり、テレビ番組お休みしちゃったり、これからたくさんするかもしれないんですけど、私もちゃんと自分の手と向き合って戦っていくので、皆さんも一緒に前を向いて歩いてください。』

そう瞳を潤わせて語った入山杏奈の右手は、レースの手袋がはめられており、襲撃から半年以上経った今でも後遺症に苦しめられていることが見て取れます。まさに、見ていて痛々しい彼女の様子に居合わせたファンはどう感じたのでしょうか?
彼女がこうして劇場のステージに復活するまで、表向きは明るく振舞っていたのですが実際にはかなり追い詰められていたようです。あまり自分の暗い部分を見せるメンバーではないのです。この劇場公演に出演した高橋みなみをはじめとするチームAメンバーの目にも、うっすらと涙が浮かんでいました。

握手会参加は〝メンバーの任意〟へ。握手会の問題点と、入山の握手会復帰は?

これまでシングルが発売れるたびに挿入された握手券。AKB48のコンセプトでもある〝会いに行けるアイドル〟を体現した形のひとつが握手会であり、メンバーにとっても自身のファンを獲得する上で最も重要な役割を果たしていたイベントでした。ですがこのような事件が勃発してしまった以上、被害を被ったメンバーやその周りのメンバーに握手会を強要できるほど、運営チームは鬼畜ではなかったようです。以後、握手会の参加はメンバーの任意という形をとることになりました。

ところが、実際に握手会に参加しなくなったメンバーは数少なく、多くのメンバーはこれまで通り握手会へ参加しています。一方で、入山杏奈と同じように被害を被った川栄李奈は、自身の今後の握手会復帰を未定としています。川栄李奈は自身の生誕祭においても〝もう握手会には参加できないかもしれないけど、別の形でファンの皆さんへ恩返しがしたい〟と言った主旨の発言を残しています。やはり、川栄李奈の握手会参加は絶望的なようです。

ですが、川栄李奈の握手会不参加を巡って一部のファンからは心ない発言を受けているのも事実なんです。〝握手会出ずに選抜されるのってどうなの?〟〝握手会不参加でテレビに出られるからいいよな〜〟〝握手しないんならAKBやめてください〟といった厳しい意見まで…。川栄李奈本人もこれらのバッシングに心が折れ、〝私を選抜メンバーに選ばないでください〟と運営サイドに懇願したそうなんです。握手会に参加しない、と決断したところで、こうしたバッシングがあるなんて辛いですね。もちろん、多くのファンは川栄李奈のメンタルを心配しているのですが…。

川栄李奈以上に怪我を負った入山杏奈は芸能活動もまだ本格復帰していないので、握手会への復帰も絶望的といってもいいと思います。入山杏奈に会いたい!という人は劇場公演に頑張って応募し続けるしかなさそうですね。

とはいえ、握手会をめぐる問題は数多くかかえています。握手会へ参加する人は、必ずしもグループのファンだけだというわけではありません。今回のような無差別殺傷の犯人のような人物、メンバーに対し直接誹謗中傷を浴びせるために参加する人物も残念ながら存在します。警備も前に比べたら強化されているようですが、メンバーの負った傷は想像以上に深く、癒えることはないのです。普通に考えたらそうですよね…。

握手会への参加をメンバーの任意に任せる、これは当たり前の措置なのですが…ここまでして握手会を続けるのもどうなのか?ファンの間で議論が巻き起こりました。AKB48において握手会は切っても切れないイベントであり、リリースされるシングルCDがミリオンセールスを記録できるのも同封された握手券ありきなのは周知の事実です。最近では〝写メ会〟なるイベントも主流になっており、メンバーとのツーショット撮影ができるなど握手以外でのファンサービスが実施されており、この特典商法はますます加熱する一方なのです。

またこの握手会はAKB48グループだけではなく、どこのアイドルグループでもこぞってイベント化されており、もはや収集がつかないくらいに発展していきました。アイドルグループの老舗・モーニング娘。だけではなく、ロックバンドの氣志團までもがアイドルにならって握手会を実施するなど、その影響は広範囲にまで及んでいます。ネット社会により、CDよりも格安で音源がダウンロードできるほか、最近ではミュージックカード(PCやスマホへ手軽に音源をダウンロードできるコード付きのカード)が普及しているので、普通にCDを売ろうとしても売れない時代になっています。特に、AKB48の場合は握手券付きでCDを売っているからこそミリオンが達成できていると言っても過言ではないので、その握手会を廃止にすることはないでしょう。

セキュリティを万全にし、公演後のハイタッチ会を廃止するなど対策は多くとられていますが、これ以上メンバーの心身に傷がつくことがないよう願うばかりです。そして入山杏奈が、辛かった過去を乗り越えていつか輝ける日が来ることを密かに期待しています。


AKB48グループ東京ドームコンサート 〜するなよ?するなよ? 絶対卒業発表するなよ?〜


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