エース•渡辺麻友の封印した“アイドルオタクキャラ”、そしてある“トレードマーク”

今やAKB48のセンターに定着しつつある、新エース•渡辺麻友。2014年の第6回選抜総選挙で悲願の1位を果たし、だれもが認める“AKB48の顔”であります。
彼女はAKB48の第3期生として2007年に加入。加入時から、AKB48のシングルに3期生で唯一選抜され続けるなどの快挙を見せ、旧チームBのエースからグループ全体のエースへと成長しました。2012年に、グループの絶対的エース•前田敦子が卒業するまでの5年間、彼女はフロントメンバーでありながらもシングルのセンター経験は皆無。(唯一“Beginner”にて変速型センターの一員に選ばれたことはあるが、松井珠理奈とのWセンター扱い)。彼女が今の地位にたどり着くまでには長い年月がかかりましたが、その間に“今までのキャラを封印してしまったのではないか?”と囁かれました。それは一体、どういうことなのでしょうか…?


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アイドルサイボーグ•渡辺麻友

AKB48が徐々にブレイクし始めた2009年ごろ。この時の彼女のイメージといえば“ツインテール”“まったく崩れない前髪”“触覚”が印象的でした。第1回と第2回の選抜総選挙で上位7位にランクインした“元祖神7”、前田敦子•大島優子•篠田麻里子•渡辺麻友•板野友美•高橋みなみ•小嶋陽菜の7人のうち、渡辺麻友を除くメンバーは髪の毛を茶色に染めたり髪を巻いたりなど、それはもう見た目が華やかなメンバーが揃っていました。神7のメンバーを並べても、最も“アイドルアイドル”した見た目の渡辺麻友。
ファンの間では、渡辺麻友に対し“アイドルサイボーグ”と呼んでいたのです。端正な顔立ちに肌の白さ。まさに“3Dアイドル”。かつて、アイドルサイボーグと呼ばれたアイドルはただ一人存在していました。それは、元ハロープロジェクト所属の松浦亜弥。彼女はグループ唯一のソロ歌手(当時)であり、アイドルとしての完成度の高さから、もはやアイドル界のレジェンドとして強くその存在を世に知らしめました。
渡辺麻友が“アイドルサイボーグ”と呼ばれるということは、彼女のアイドルとしての能力が高く評価されていることがわかります。
また、プロデューサーである秋元康も渡辺麻友に対して“アイドルになるために生まれてきた子”と、それはもう最高の評価をしています。彼女は生まれ持った容姿の他にも、意外な“アニメオタク”な趣味を併せ持ち、見た目だけでなく中身でもファンの心をつかむ存在でした。

中身はアニメオタク!彼女の並々ならぬ、見た目のこだわりとは?

彼女はプライベートでもアニメショップに足を運ぶなど、自他ともに認める生粋のアニメオタク。プライベート密着番組でもその様子を伺うことができました。同期のメンバー•多田愛佳、田名部生来、仲谷明香と4人で“ヲタ4”を結成するなどオタク色の濃いキャラクターであり、握手会でもコスプレをして登場していました。また当時の彼女は、現実世界で恋をしたことがなく、2D(つまりアニメの世界)のキャラクターにしか恋をしない、という発言をしていました。
また、ファンの間でも有名な話ですが彼女の前髪には並々ならぬこだわりがありました。前髪をセットする時間、なんと2時間!!しかも、どれだけメンバーであっても自分の前髪だけは絶対に触らせない主義を貫き、ちょっとやそっとで前髪が乱れると、その日一日の機嫌が悪くなったとか…。でも見方を変えると、芸能人もといアイドルとしてはこれらいの徹底ぶりがないと務まらないのでしょう。

いつのまにか封印されていた“おたくキャラ”と“完璧なアイドル容姿”

ところが、2012年に前田敦子が卒業する前後、彼女にある変化が起きます。
その一つに、彼女がこれまで愛していたあのアニメの話をまったくしなくなってしまったこと。
AKB48はもはや“秋葉原発信アイドル”から“国民的アイドルグループ”として成長しており、この頂点に立つメンバーがアニメオタクなのはイメージ悪化になると思ったのでしょうか…?実はこれ、SKE48の松井玲奈にも見られる話なんです。松井玲奈も渡辺麻友と同じくアニメオタクとして有名ですが、近年彼女の発信内容にアニメの言葉はないのです。エースになるには、自身のキャラを封印しなくてはならない事情があるのも、冷静になれば何と無くわかります。グループの顔だからこそ、万人受けする立場でいなくてはならないからです。
そしてもう一つ、それはこれまでの容姿の変化です。
彼女のトレードマークでもあったツインテールを封印。本人曰く、18歳を過ぎたから…ということらしいですが、これが成功。髪を下ろした方がナチュラルでかわいい!とファンの間でも好評だったのです。また、あれだけこだわり抜いた前髪も、近年はウェーブがかかっていたり時にはデコだしをすることもあるなどバリエーションを見せるようになりました。“アイドルアイドルしてる”見た目を脱出。それでも現在に至るまで黒髪は守り続けていることから、アイドルとしての意識の表れが垣間見れます。

グループのエースとして、抱える不安と課題

渡辺麻友は、誰よりも人生をAKB48に捧げてきたと自負していますが、それはメンバーやファンの誰もが認めていること。選抜常連組のメンバーや時には干されと呼ばれるメンバーでも週刊誌に撮られてしまうなど、スキャンダルが相次ぐ中で彼女は、関係者さえも“渡辺麻友だけはまったく撮れない”と言わしめるほど私生活にも注意を払っています。エースが撮られてしまっては、グループの存続に関わる自体になると自覚があるからです。
そんな彼女でも、エースがゆえの孤独やストレスもあるようです。
まず、選抜総選挙で初めて1位を取った楽曲•心のプラカードが従来の総選挙シングルの曲よりも世間に浸透しなかったこと。歌番組やイベントにおいても、“心のプラカードよりも恋するフォーチュンクッキーの振り付けができる人が多いと思いますが”と自虐とも取れる発言をしています。心のプラカードが弱いというよりも、去年の恋するフォーチュンクッキーのインパクトがとにかく強かった、ただそれだけのことで渡辺麻友自身に問題があるわけではまったくないのに…グループのエースゆえの責任感からくる悩みなのでしょう。
また、彼女自身が“絶対的エース”になれていないことも、彼女のストレスになっているのではと思います。希望的リフレインでは、HKT48の宮脇咲良とWセンターになっています。それは、かつての松井珠理奈のような運営の大プッシュを彷彿させるものがあります。この他にも、松井珠理奈や島崎遥香などの“エース候補”は数名おり、現エースを名乗れたとしてもこれが“絶対的”でない以上、今の彼女には何が必要なのでしょうか?
AKB48グループ内での競争だけではなく、卒業してからも広い芸能界では常に競争し続けなくてはならない過酷な生活は続きます。でも、きっと彼女ならこの競争に飲まれることなく、いつか“絶対的エース”になれる日が来ると期待してしまいます。その日を夢見て、これからの彼女を応援していきたいと思います。

 

 

 


AKB48グループ東京ドームコンサート 〜するなよ?するなよ? 絶対卒業発表するなよ?〜


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